中島町の紹介

石川県七尾市中島町はこんな場所

別所岳

位置

七尾市中島町は、石川県能登半島の真ん中、七尾市の北側に位置します。面積は七尾市の約1/3の面積でおよそ100k㎡あり、東に『天然のいけす』と呼ばれている七尾湾、3方を緩やかな山に囲まれた静かで自然豊かな地域です。
 穏やかな山々、広がる田園風景、静かな海、七尾湾に包まれた中島町は、まさに日本の原風景と言えます。
 遥か昔から連綿と受け継がれている『能登の暮らし』が評価され、平成23年6月には、能登の里山里海が世界農業遺産に認定されています。

中島町の歴史

中島町には最古のもので縄文時代の遺跡があり、古くから人々が住んでいた地域です。紀元前100年には米作りも始まり、現在まで絶えることなく現在まで受け継がれています。
 古墳も数多く残されており、豪族生まれこの地を治めている様子が伺い知れます。
 平安時代には大伴家持が訪れ、中島町にちなんだ和歌を5首詠まれ、万葉集に残されています。
 その後、鎌倉、室町に続き昭和に至るまで様々な形で集落が形成され、昭和29年の中島町誕生時には、西岸村、釶打村、熊木村、中島村、豊川村、笠師保村の特色豊かな6地区が合併し中島町が誕生しました。
 それから54年後の平成17年には、能登島町、田鶴浜町、旧七尾市と合併し、新たに七尾市が誕生し、現在に至っています。

古代から中世にかけて中島地区一帯は「熊来郷(くまきごう)」と呼ばれていた。

1954年(昭和29年)3月31日    西岸村・釶打村・熊木村・中島村・豊川村・笠師保村が合併して発足。

2004年(平成16年)10月1日   七尾市・田鶴浜町・能登島町と合併し、改めて七尾市が発足。自治体としての中島町は廃止。

中島町の特産品

中島菜

 中島菜は、アブラナ科の葉野菜で、古くから中島町で秋から春先にかけて栽培されています。
 独特の風味があり、漬け物やみそ汁、炒め物などにされ、地域の人に愛されてきた食材です。近年では、血圧を調整する成分が認められ、健康野菜として注目を集めています。
 地元以外ではほとんど出回らない野菜で、能登ではJA能登わかばの中島菜部会がその品種を守っています。訪れた際には是非ご賞味下さい。

牡蠣(かき)

中島町地域で水揚げされる能登牡蠣は、明治30年頃に始められました。その後養殖の研究が進められ、現在では日本海側で最大の水揚げを誇っています。
 中島の能登牡蠣は、中島の山々から注ぐ美しい河川が育んだ、ミネラル豊富なプランクトンを餌に成長します。
 そのため、成長が早く、わずか1年で出荷が可能となっています。色は綺麗な白色で、味も風味も良く、肉厚で甘みが多いのが特徴です。  
 食べられる時期は、10月ごろから4月末頃です。一般的に牡蠣は1月~2月が旬とされていますが、実は能登牡蠣のおすすめの時期は3月~4月。大きく肉厚、濃厚で、食べ応えがあると地元で喜ばれています。おすすめです。

中島町のお米

中島町に流れる河川は、主なもので熊木川、日用川、笠師川、小牧川があり、遥か悠久の昔から水田の用水として利用されてきました。
中島のお米は、それらの生活排水の流れ込まない清流から引いた水田で収穫されています。
そのお米は、ほんのりとした甘みと香りがあり、ふっくらと柔らかく、適度な粘りがあり、大変食味が良く、市内のみならず、県外の方々にも大好評を博しています。

中島町の祭り

中島町は祭りが大変多い地域です。地域内には神社が4つの本社、38の末社とあり、それぞれの神社での地区の祭り(春祭り、秋祭り)と、いくつかの集落が集まる寄合祭りが夏と秋に2回ずつ行われています。